海老名コワーキングスペース ROLEの公式ブログです。ROLE開催のイベントレポートや、コワーキングする上での役立つ情報、色々な働き方などをお届けします。
7/23(月)~7/27(金)の5日間、「テレワーク・デイズ」という取り組みがされていたのをご存知ですか?
昨年は、「テレワーク・デイ」ということで1日だけの取り組みだったのですが、今年は5日間となり、ROLEも応援団体として登録をしてみたので、これを機にテレワークについて考察してみました。
▼目次
最近、働き方改革の流れで「テレワーク」「リモートワーク」という言葉をよく聞くようになったのではないでしょうか。
今回「テレワーク・デイズ」という名前にでてくる「テレワーク」とは、「ICT(情報通信技術)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方」をいいます。(一般社団法人日本テレワーク協会ホームページより抜粋)
どちらかというと最近ではリモートワークという単語のほうが一般的によく使用されている気がしますが、ほぼ同義と捉えております。
たとえば、こんな風に活用されています。
リコーグループの販売会社であるリコージャパンでは、2011年以降営業職の直行直帰を推進していたので、私も営業時代にはよくお客様先の近くのサテライトオフィスやカフェで仕事をしていました。
今はROLEを運営するためほぼ海老名以外で仕事をすることはありませんが、たまにある外出予定の日は予定の前後に各地のコワーキングスペースで作業をしています。
皆さんもきっと多かれ少なかれ、テレワークをしたことがあるのではないでしょうか。
では、テレワークをするとどんないいことがあるのでしょうか?
上記の例のように、何か事情がある人や営業の人だけにメリットがある働き方なのでしょうか?
自身もテレワークの経験があり、かつ現在はテレワークをしている人を日々見ている立場として考えてみました。
大きく分けてテレワークを活用する立場、そしてテレワークを許可する会社の立場の2つの視点がありますが、まずはテレワークを活用する立場からお話します。
テレワークを活用するメリット(従業員側)
1つ目は、通勤・移動時間の短縮です。先述した営業職など外出が多い人についてはもちろんですが、自宅から勤務地の距離が遠い人にも大きなメリットがあります。
自宅近くで仕事ができれば、満員電車に乗って会社に行くだけで朝からぐったり・・なんてこともなくなり、まだ明るい時間に家に帰ることができると、1日の充実度が全然違う気がします。
2つ目は、人に邪魔をされず自分のペースで仕事ができます。
会社にいると電話が鳴ったり、ほかの人に話しかけられたり、集中したい仕事以外のことが色々と発生します。
テレワークでは、チャットやメールで連絡を取り合うことができますが、会社の電話などと違い「対応の優先順位」を自分で決めることができます。
3つ目は、周囲の環境により、集中力を高めることができます。
テレワークの懸念点として、集中できないのではないか?だらだら仕事をしてしまうのではないか?という疑問もあると思います。
そのような疑問をお持ちの方には自宅以外のコワーキングスペースの利用がお勧めです。周りの人が黙々と仕事をしているのを見ると自身のやる気も高まり、かつ場所を普段と変えることで気分をリフレッシュすることができます。
中には海が見えるコワーキングスペースや、山の近くにあるコワーキングスペースなんかもあり、それだけで仕事への気持ちがぐっと上がりますよね。
ちなみに、ROLEは「空が見えるコワーキングスペース」と一部でいわれており、とても開放的な空間で仕事をすることができると評判です。
一方、テレワークを許可する会社の立場としては、どうでしょうか。
テレワークを許可するメリット(会社側)
1つ目は、外出の多い社員の移動時間を削減することで時間内に仕事を終わらせることができ、残業代(人件費)を抑えることができます。また、リコージャパンでは、営業職の活動量が増え、新規訪問件数が30%増加したというデータもあります。(リコージャパンホームページより)
2つ目は、柔軟な働き方を許可することで従業員の満足度があがることです。
最近の新卒入社学生は「テレワーク・リモートワークが認められているか」ということを会社を選ぶ条件にあげることもあるようです。
就職する際に重視する点としても「楽しく働きたい」「個人の生活と仕事を両立させたい」ということを最上位に挙げています。(2018年卒マイナビ大学生就職意識調査より)
そして、最後に3つ目として、会社から出て仕事をすることで得られる知識やつながりがあります。
コワーキングスペースなどを利用することで、外部の人と触れ合うことになり、社内だけでは考え付かなかったようなアイディアが浮かんだり、新たな知識を得ることができます。
ROLEでも、会社員の方が業務後に自らセミナーに参加したり、フリーランスの方と接することで刺激を得ている様子がしばしばみられます。
もちろん、テレワークを推進するためには、そのためのセキュリティ対策や、機器の用意が必要になりますが、会社としても利用する個人としても、メリットが非常に多いと感じられます。
冒頭に触れたテレワーク・デイズについて、公式ホームページでは下記のように記載されています。
“総務省、厚生労働省、経済産業省、国土交通省、内閣官房、内閣府では、東京都及び関係団体と連携し、働き方改革の国民運動を展開しています。
昨年、2020年東京オリンピックの開会式にあたる7月24日を「テレワーク・デイ」と位置づけ、テレワークの全国一斉実施を呼びかけた結果、約950団体・6.3万人が参加し、国民運動として大きな一歩を踏み出しました。
本年は、7月23日(月)~7月27日(金)の間において、各企業・団体の状況に応じて、7月24日(火)※+その他の日の計2日間以上を「テレワーク・デイズ」として実施します。※2020年東京オリンピック開会式の日”
この取り組みにあたり、神奈川県の海老名でもテレワーク・デイズを応援しよう、ということで海老名コワーキングスペースROLEも応援団体に登録をしました。
この応援団体には、テレワークに係る実施ノウハウ、ワークスペース、ソフトウェア等を提供する団体が登録をしており、ROLEのようなコワーキングスペースも複数登録されています。
7/23~7/27の5日間、実際にはどれぐらいの方が活用したのでしょうか?
ROLEでは、月額会員とゲスト会員(ドロップイン利用)があり、月額会員の方の多くはフリーランスや起業家の方で、ROLEを自身の活動場所として契約されています。中には会社としてROLEを勤務地として契約されている会社もあります。
一方、ゲスト会員の方の多くは、その日の仕事や勉強の活動場所としてROLEを選んでいただいており、平均では10名程度(多い日には20名近く)の方が利用されています。今回、ゲスト会員の方に限りミニアンケートを実施し、「テレワーク・デイズ」としての利用かどうかをお聞きしました。
アンケート結果は以下の通りでした。なお、通常平均10名/日のゲスト利用に比べて、この1週間は1.5倍の平均15名/日程度のゲスト利用があり、ラウンジがほぼ満席になる日もありました。
Q1)テレワーク・デイズを知っていますか?
回答数:32名
知っている:23名
知らない:9名
Q2)本日はテレワーク・デイズに関連してのテレワークでのご利用ですか?
回答数:32名
はい:17名
いいえ:15名
結果から見ると、思っていた以上にテレワーク・デイズは認知されていました。
「テレワークをするように、と会社から通達があり初めてテレワークにチャレンジしました!」というような方や、「思っていたより集中できた!」という方もおり、会社や個人がテレワークをまずは試してみる、という点で意味のある活動なのではないかな、と感じました。
また、働き方施策を検討されている大手企業の人事部の方のご利用なども数件あり、世の中が変わりつつあることを実感しました。
もちろん、試した結果合わないというケースもあると思いますが、まずはやってみないことにはよさも悪さも分かりませんよね。
その輪が少しずつ広がることで、「仕事を会社でしないとさぼってしまう」「この職種には合わない」などという思い込みがなくなり、あらゆる業種や職種の人が「私もできるかも!」という気持ちになっていったらいいな、と感じています。
実は、神奈川県海老名市にはコワーキングスペースという形としてはROLEしかありません!ということで、オススメは海老名コワーキングスペースROLEです!(笑)
現在、ROLEオープン3周年の入会キャンペーンを行っておりますので、是非こちらをチェックしてみてくださいね。1日無料で体験もできます。
皆さんのテレワーク第一歩に少しでもお役に立てますように。