コサイエでの日々の生活やプログラム、学びに関する情報をお伝えします。
皆さん、こんにちは。
11月もまもなく終わりますね。
紅葉など、景色が秋らしい色に染まってきています。
さて、色といえば!
コサイエでは『色の秘密を探れ!』というプログラムがありました。
さっそくですが、ここで問題です!
この写真は、OHPシートというものに印刷をしたものです。
こちらの写真にインクが何色使われているかわかりますか?
コサイエの子ども達は「10色!」・「15色!」と直感で答えたり、
「1、2、3....」と指を折りながら数えながら答える子どももいました。
気になる答えは・・なんと【3色】だけなんです!!!
これには、私達スタッフも驚きました。
では、3色しか使っていないのにどうして多数の色を出すことが出来るのか。
その秘密をリコーのMFP(コピー機)の設計者5名の方々に教えていただきました。
色には【3原色】と呼ばれる、
■マゼンタ→赤紫
■シアン→青緑
■イエロー→黄
という3つの顔料があります。
これらを割合を変えて配合することによって、さまざまな色を表すことができます。
プログラムでは、この原理を利用して実際に絵の具を使って実験をしました。
班ごとに好きな色の絵の具を選びます。
3原色を使用して選んだ絵の具と同じ色を作る実験にトライ!!
朱色を選んだ班は、マゼンタとイエローを混ぜて割合を合わせて成功!
金色を選んだ班は、苦戦しながらも金色に近づくよう頑張りました・・
写真の班は水色を作ろうと絶妙なバランスで3色を混ぜている様子。
水色というと青に白を混ぜるイメージが強かった子ども達。
シアンという濃い色でも白を使わずに薄く出来ることに驚いていました。
他にも3原色の入った色水を使った混ぜ混ぜタイムもあり、内容盛りだくさんで大興奮の子ども達・・
最後には班ごとの集合写真を3原色に分割したOHPシートを頂きました。
一見、普通の写真のように見えますが、
実は3枚のOHPシートというシートを重ね合わせて出来ています。
3枚を1枚ずつ分けて見てみると、マゼンタ・シアン・イエローの1色ずつのシートになっており、
1枚だけでは、人の形が写っている事しかわかりません。
3色のシートをシアン・マゼンタ・イエローの正しい順番で合わせることによって
沢山の色が生まれる原理を学びました。
この写真には子ども達も大喜び。
お迎えにきた保護者の方にも我先にと見せていました。
3原色の絵の具は一般でも販売していますので、ぜひ、おうちでも試してみてください!
ちなみに、金色や蛍光色といったものは特殊なインクがないと作れない色なので、
実験の際はお気を付けくださいね!