コサイエでの日々の生活やプログラム、学びに関する情報をお伝えします。
この度、児童書出版社のポプラ社が創立70周年を記念して、
全国の小学生から投票を募り子どもたちが選ぶ本ベスト10が発表されました。
応募総数は約13万人、その投票から約2万タイトルの本が挙がったようです。
さて、気になる1位はどの本だったのでしょうか?
まずは、ベスト10を見てみましょう!
栄えある1位はあの動物の本!
1位:『おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典』今泉忠明 監修(高橋書店)
2位:『あるかしら書店』ヨシタケシンスケ著(ポプラ社)
3位:『りんごかもしれない』ヨシタケシンスケ作(ブロンズ新社)
4位:『おもしろい! 進化のふしぎ 続ざんねんないきもの事典』今泉忠明 監修(高橋書店)
5位:『おしりたんてい かいとう VS たんてい』トロル さく・え(ポプラ社)
6位:『おしりたんてい いせきからのSOS』トロル さく・え(ポプラ社)
7位:『このあとどうしちゃおう』ヨシタケシンスケ作(ブロンズ新社)
8位:『ぼくらの七日間戦争』作・宗田理/絵・はしもとしん(KADOKAWA)
9位:『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』作・廣嶋玲子/絵・jyajya(偕成社)
10位:『りゆうがあります』作・絵・ヨシタケシンスケ(PHP研究所)
トップ10の中に『おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典』シリーズが
1位と4位に入りました。監修を務めた動物学者の今泉忠明さんは、
父も兄もご自身の息子さんも動物学者という動物学者ファミリー。
70歳を過ぎた今でも現場主義で野外調査をする現役研究者だそうです。
若い頃から父親の仕事を手伝ってイリオモテヤマネコを自宅で飼育したり、
仕事の休日にも野外に出かけて野生動物の調査に出かけていたという大変興味深い人物であります。
また、なんといってもこの本の特徴は笑えて驚ける生き物の説明ですが、
本の冒頭に出てくる進化についてのお話も実はとても重要で、
進化をきちんと理解する上で重要な点が面白くわかりやすく描かれています。オススメです!
他にも、大人が読んでも楽しめる、イラストレーター・絵本作家の
ヨシタケシンスケさんの著書も2位、3位、7位、10位とトップ10のうち4作品も入り、
その他の著書もほとんどがベスト100に入りました。
また、『おしりたんてい』シリーズが5位と6位に、『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』シリーズが9位、
ベスト100に同シリーズの作品がノミネートされ、それぞれのシリーズの人気ぶりが伺えます。
一方で8位に挙がったのは1985年に出版された『ぼくらの七日間戦争』。
累計1700万部を超える不朽の名作ですが、なんと来年2019年にはアニメ化される予定だそうです!
まだまだ他にもあります、いろいろなランキング!
『”こどもの本”総選挙』には他にも、ベスト100や「人気の作者ランキング」、
「とにかく怖い本」、「読んでておいしい本」、「思わずじん!とくる本」など
様々なランキングが載っています!ぜひお子様と一緒にランキングを見ながら、
読んだことのある本の感想を聞いたり、これから読む本を探してみてください!
コサイエの本棚にもランキングに載っている本も置いてありますので、
そちらもぜひ読んでみてくださいね!
参考URL:
・ ポプラ社『”こどもの本”総選挙結果発表』
https://www.poplar.co.jp/company/kodomonohon/award/index.html
・『ざんねんないきもの事典』の今泉忠明さんについてはこちらから!
sippo『「ざんねんないきもの事典」を生んだ学者・今泉忠明さんの素顔』
https//sippo.asahi.com/article/10563484
・ヨシタケシンスケさんについてはこちらのサイトをご参考ください!
ダ・ヴィンチニュース『絵本作家・ヨシタケシンスケ作品おすすめ7選&インタビューまとめ』