コサイエでの日々の生活やプログラム、学びに関する情報をお伝えします。
大会出場レポートをお伝えするコサイエのみっきぃです。
先日8月8日、うだるような夏の暑さの中、それをも凌駕する熱い大会が厚木にて行われました。その名も【World Robot Olympiad】(以下WRO)。会場となった神奈川工科大学は参加者で賑わっていました。
↑会場は大賑わい。この日は小・中学生の部門がそれぞれ開催されました。
コサイエからは、1年もの期間ロボットコースを継続受講し、現在も「ロボットドクターコース」で学び続けている小学生5人が2チームに分かれ出場。WRO Japan厚木地区予選会【小学生エキスパート部門】にて奮闘してきました。
↑会場到着後すぐの記念撮影。表情が緊張している?
Facebookでもリアルタイムでライブ配信していましたので、コアな方々はすでにご存知かもしれませんが、コサイエとしてWRO初参戦という緊張の中、全2回の競技のポイントと時間で、厳密な審査のもと競い合うという大変シビアな戦いで、
なんと・・・
正直私たちの期待と創造をグーンっと超えてきた子どもたち、見事!素晴らしかった!
午前中は、チームごとの試走・調整、車検の時間に当てることが出来、実際のコース上で、子どもたちは各自調整を行いましたが、どの試走も絶好調で、回を重ねるごとに自己採点が上がっていくという好調ぶりでした。
↑講師の吉原先生と子どもたちの試走の様子。順調にロボットがライントレースしています。
「もう余裕!」、「優勝いけるな!」という声も聞こえ始めましたが、私も立場上「油断大敵だぞ!」と子どもたちの調子付いている状態を引き締めつつも、内心「うん、確かに上位狙えるかもしれないぞ」という感触が蓄積されていきます。
安定した試走を見せていたので、しっかりと早めのご飯を食べて、残り時間で最終調整に挑むことに。この時には、会場に来たときの緊張した面持ちはどこへやら、すっかり自分の家のようなくつろぎっぷり(笑)で、頼もしくもありました。
↑昼食の様子。一人は撮影から逃げていますが・・・。
食後はドクターコース講師であるクリエイターキャラバン:吉原先生からの競技前最後のアドバイスを真剣に聞きながら、円陣を組んで気合を入れて会場へ。ここから私たちは観客席からしか見守ることができず、講師陣も時間と共に言葉数も減り、手持ち無沙汰でペットボトルの飲料を口に運ぶ回数も増えるそんな状況で、出番が近づくに連れ、期待と緊張におなかが痛くなるようなそんな感じでした。
協議が始まってみれば、チームAが1走目でスタート直後にまさかのコースアウトでリタイア。チームBは1走目から見事完走を果たすも、2走目でリタイアという、試走からは想定もしなかった結果が待ち構えていました。大会にはマモノが住んでいるというのは、まさにこういうことを言うんですね。
そんな中、チームAは1走目の失敗をバネにリカバリーして優勝を勝ち取りました。
チームBは更なる高得点を目指したものの2走目でリタイアという悔しい結果ではありましたが、審査員の計らいで参考記録ということで再チャレンジし、堂々の本大会最高得点をマーク。これが本番だったらという思いも当然あったでしょうが、その悔しさを見せないようにしながら、チームAを祝福するチームBのみんなにも大変立派でした。
↑賞状と副賞を持って、しっかりと受賞の記念撮影!おめでとう!
大会は当然ながら順位を競い合うことが主ですが、そこまでのプロセスや、子ども同士や講師との係わり合いなどを通じた成長を見て、勝ち負けの結果以上の価値が沢山あるなと改めて感じました。
優勝を果たしたチームAは9月17日に行われるWROJapan全国大会に出場します。この大会には全国30を超える地区大会を勝ち抜いた精鋭たちが一堂に集い、そのスキルを競い合います。満点を取るチームも出てくることが予想され、本戦にむけて更なるスキルアップが求められそうです。チームBもチームAのサポートに回り、ドクターコースのメンバー全員の思いを乗せてロボットを発進してもらいたいと思います。
万が一、億が一・・・この全国大会で優勝すると、次はWRO世界大会。
↑世界大会についての発表
というわけで、他スタッフの羨望のまなざしを横目に、私みっきぃもコサイエのマネージャーとして、責任を持って子どもたちをコスタリカへのアテンドするべく、しっかり便乗する準備を着々と進めておきたいと思います!(笑)
凱旋後は、同じ建物にいらっしゃるRICOHの皆さんにも表敬訪問し、勝利報告をしてきました。とてtも立派な報告でした。
↑写真はチームAのふたりの報告の様子と、それを聴くRICOHの酒寄さん。
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コサイエでは、ロボットコースをさらに充実させ、大会出場も定期的に行います。
また、非常に親和性の高いプログラミングコースとも関連性を持たせ、お子様の興味の幅を広げられるようなご提案が出来るよう、さらにパワーアップの準備中です。
10月コースの申込も開始中!体験会も随時行っておりますので、是非ご参加ください!
↑今回のロボットはこのようにプログラミングを作っています。
■WROとは:
WROは自律型ロボットによる国際的なロボットコンテストです。
世界中の子どもたちが各々ロボットを製作し、プログラムにより自動制御する技術を競うコンテストで、市販ロボットキットを利用することで、参加しやすく、科学技術を身近に体験できる場を提供するとともに、国際交流も行われます。(公式HPより)
■WROの歴史:
2004年、シンガポール国立サイエンス・センターの発案により、13ヶ国が参加して第一回WROが開催されました。日本では、産学の有志によりWRO Japan実行委員会が組織され、財)科学技術振興財団(科学技術館)の協力を得て、ロボット、組込みシステムをテーマとした子どもたちの科学技術への興味意欲の向上、ものづくり人材育成を目的として2004年より活動を開始し、第1回WROシンガポール大会から参加しています。2008年、NPO法人WRO Japanを設立しました。(公式HPより)
■参考URL:
・WRO2017:https://www.wroj.org/2017/
・競技ルール:https://www.wroj.org/2017/2017info/rule.html