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2000年1月1日

自らリコーの未来を創造する社員に聞く(前編)

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2000年1月1日 カテゴリー:未分類
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スタートアップ企業への留学研修ヘのチャレンジ

リコー  イノベーション本部は 2020 年 1 月から約半年、スタートアップ企業への留学研修を推進しており、4人の社員がチャレンジしています。これは、ベンチャー企業での実践を通した新規ビジネス創出に向けてのものです。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、在宅勤務や外出自粛などの働き方変革が求められるなか、スタートして 5 カ月が経過した第一期生の活動のいまを前編・後編 2 回に分けて紹介します。前編では事業創造センターの遠藤雄也、光システム応用研究センターの片山  紘の活動です。

*スタートアップ企業への留学研修とは、成功確率を上げるリーン型の事業開発/研究開発ができる組織に変革させるイノベーター(企画者、研究者)や推進者(組織職)を育成するための取り組みです。不確実なものに挑み続け、自ら答えを見つけに行くスタートアップでの体験こそが、リコーのこれからの新規ビジネス創出に重要な役割を果たすとともに、社内外に新しい風を吹かせる原動力になるものと考え、推進しています。昨年、リコー  イノベーション本部所属社員向けに公募・推薦を案内し、第 1 期として 4 人の留学生を選抜しました。第 1 期の活動は6月末で終了します。

 

遠藤雄也(えんどう、ゆうや)  入社:2012年

リコー イノベーション本部 事業創造センター

左から3人目

研修概要:1000 人以上の人生ストーリーを伝える Web サービス another life.を運営する株式会社ドットライフにレンタル移籍(=留学研修)し、ユーザー投稿型プロフィール作成サービス事業の立ち上げに取り組んでいます。

 

技術者のキャリア形成を仕組みでサポートしたい

2 年前に新規ビジネス研修に参加する機会がありました。新規ビジネス創出のグループ討議を経験し、メンバー同士でビジネス検討をしたとき、「技術者のキャリア形成をビジネスや仕組みでサポートしたい」という自分の課題意識に気付きました。これを実現するために自分の地力をつけたいと考えました。

これが、今回手を挙げた起点となっています。リコーには研究職として入社しました。理系出身者は入社前から専門性を選んで磨いているため、適材適所の仕事に就いて専門性を発揮するのが自然な姿だと思っています。その一方、他の大企業でも新卒での配属先や、その後の異動で、その人が得意な専門分野と全く関係ない仕事をしている理系出身者が大勢いると感じています。これは人材の有効活用と自主性の両面で大きな課題があるということに気付きました。多くの人がイキイキと働ける仕組み。これをどうつくるかのヒントを得るため、自分らしく生きる人を増やす、というビジョンを掲げている留学先の会社で修行をしています。

 

当初は、日々迷いの連続で焦りだけが募る

当初の約一カ月間は、日々迷いの連続でした。新サービスの立ち上げ責任者を担当したものの、誰も正解が見えない中での目標の立て方や、社内コミュニケーションの違いにより、うまく動けない状態が続きました。

 

走り出すことで迷いが薄まる

「このままではいけない」と思い立ったタイミングで、留学先のメンターや社長と1 対 1 で話す機会  がありました。その結果、「動き出す前は悩みが大きいが、方向を決めて走りだせば悩みが小さくなる」ということを教わりました。「自分は動き出していないから悩んでいたのか」と気づき、まずは、イベントで知り合った方と個人的に SNS で連絡を取って、ランチミーティングをさせてもらいました。会社間ではなく個人間でアポをとってヒアリングするなど、これまでは考えられなかったことです。さらに、ヒアリングした方が主催する外部イベントにも積極的に参加し、さまざまな方を紹介していただきました。そうして想定ユーザーの方々の生の声を聞くことで、実際にサービスのニーズがあるということが確認できました。また、売上目標も計算しているだけでは意味がなく、まず目標に向けた第一歩を踏み出そう、と思えるようになりました。

 

“ニヤニヤと企みながら”、楽しく仕事する

3 カ月くらい経ったころから、コミュニケーションは徐々に活発になってきました。一方で、留学先の皆さんと私の間で信頼関係をより育む余地があると感じています。自分を知ってもらい、自分の色を出した成果を出すこと、が留学経験の成功と思っています。

留学先の方々は責任感やプレッシャーと闘いながら仕事の障壁を乗り越えています。留学先の皆さんへは楽しさで乗り切ることも大切だということを逆に伝えたいです。「ニヤニヤと企みながら仕事をする」。大企業特有の考え方かもしれませんが、この本質を留学先の皆さんと一緒に噛みしめてこそ、将来を創造することの楽しさが見えてくると考えています。 また、留学先で与えられた環境を活用して自分が考えているサービスを実現することが一番得たいことです。具体的には人が新しい職に就くときや、人と人との新しいマッチングを起こす仕組みをリリースして足跡を築きたいと考えています。

 

研究開発と企画の垣根を越えて考動

リコー  イノベーション本部に所属して、研究職から企画職にジョブチェンジしました。同じ本部内の組織にもかかわらず、所属している部署と R&Ds との間に縦割りの組織の壁があると思います。ステージゲートを越えないと、試作依頼もできないことにモヤモヤとしたもどかしさを感じることもあります。留学先からリコーに戻ったら、研究開発と企画の垣根を越えて、未来起点での考動を実践したい。自分自身が横断的に動く中で、他の研究者たちが好きや得意を活かして働ける場を作っていきたいと考えています。

 

 

片山 紘(かたやま、ひろし)    *入社:2014年リコー

リコー イノベーション本部 光システム応用研究センター

写真左

研修概要:映像解析 AI プラットフォーム「SCORER(スコアラー)」を運営する株式会社フューチャースタンダードにレンタル移籍(=留学研修)し、映像解析システム導入にかかるコンサルティングとシステムインテグレーションに取り組んでいます。

 

「スタートアップ企業への留学研修で事業立ち上げノウハウ」を学ぶために

リコーには、さまざまな技術分野があります。そして、分野ごとに最先端のテクノロジーの研究開発を推し進めているグローバル企業の一社としてリコーがあります。

一方で、組織が大きいことで意思決定プロセスやリードタイムの長さなどにより判断が遅れ、ビジネスチャンスを逸する可能性があるとも感じ始めています。職場の仲間たちと将来についてディスカッションする機会がありました。自分の想いを話したところ、「自分がやりたい AI 分野に魅力を感じているのであればチャレンジしてみれば」とアドバイスをくださった先輩や同僚の言葉が、私の背中を押してくれました。

リコーには画像事業という大きな収益の柱があります。複合機、プリンター分野で培ったたくさんの技術、ノウハウがあり、社風や文化は他に誇れる素晴らしいものです。しかし、私たち新規事業に取り組む側からいうと、今後も必要であるわけではないのではないかと思うようになりました。この辺りがそもそもの応募動機です。

 

「厳しさ」とは思わない。あくまで目的達成の一つ

留学先での「厳しさ」を一言で表現するのは難しいです。留学に参加する前は当然不安がありましたが、飛び込んでみると想定外に楽しい出来事がたくさんあります。リコーから一歩外に踏み出すと、本当に知らないことやわからないことばかりです。この連続の中で移籍先の職場には、何でも聞ける雰囲気や風土が根付いています。相談相手がいつも近くにいる安心感があります。仕事仲間とのディスカッションに費やす時間が増え、その結果を提案するプロセスを進めています。ここに責任が発生しますので、「厳しさ」といえばこういうことなのかなと思います。いまの仕事は挑戦の連続で、その真ん中に自分の身を置けることに充実感があります。つまり、目標達成のために自分で考えて自分で決めて行動して、さまざまな提供価値を提案し続けます。ここには様々なことへの気づきが存在します。

 

移籍先の社員の方と同じマインド、同じスピード感で

とにかく自分のゴールを目指して能動的に取り組んでいきたいです。リコーで仕事をしていた時とマインド自体は変わりませんが、いまは流れている時間の速さが全く異なります。映像解析の AI プラットフォームや、そこに関わる映像解析分野は技術進化や変化が格段に速く、3~4日で提案しなければならないモノやことがたくさんあります。そんな中で日々価値ある時間を楽しみながら過ごしています。

移籍先での衝撃的な体験はまだありませんが、リコーでは経験することができない新しい働き方を習得したいです。残りの期間もスピード感と判断の訓練を繰り返し、自分を磨くとともにお客様から受け入れられる片山になれるように取り組んでいきます。

 

後悔しないよう全力で働く

人生の貴重な時間を使って留学先で働いたことに後悔したくはありません。だからいま、私たちが持っているアイディアが、どのようにして利益を生み出していくのか、そのプロセスを経験しています。繰り返しになりますが、スタートアップでの意思決定やプロジェクトの進め方一つひとつを重ねていくと、スピード感とリコーが持っているリソースが融合して必ずや社会課題に挑戦できる事業へ育つと信じています。その成功ポイントは当事者意識を持つことです。将来、リコーをいま以上に社会から必要とされる企業に成長させたいです。そのためにいま、自分を磨く場をいただけたことに感謝するとともに成長するチャンスだと捉えています。

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